少し時間が経ってしまいましたが、学芸発表会のひとこまをご紹介します。
1年生は『こうさぎ ましろの おはなし』という絵本をもとにした劇を演じました。みんなで最後に歌ったクリスマスソングは元気よく、とてもかわいらしく、会場に幸せな空気をもたらしてくれました。
2年生は演奏や歌やリズム打ちに取り組みました。これまでの学習を生かしたり、図工で作ったものをリズム打ちに活用したり、体も顔もいっぱいに使って歌ったりしました。
3年生は、器楽演奏も取り入れて難しい曲にも挑戦しました。初めて習うリコーダーに苦労しながらも、一生懸命練習してきた成果を見せてくれました。総合的な学習の時間と絡めて、手話を用いた歌の発表も頑張りました。
4年生はミュージカルに取り組みました『ポンタとキタキツネ』という題名から、ポンタをたぬきと勘違いしていたのは、私だけでしょうか?ポンタは猫でした。さて、劇中に多くの踊る場面がありましたが、それらは子どもたち自身が場面の様子や季節などを考えながら、どのような振り付けにするか相談し合って決めたそうです。さすがは、高学年の仲間入りを控えた学年ですね。
5年生は、私たち観客に「日本の音楽」の良さを改めて教えてくれました。「ソーラン節」「花笠音頭」「こきりこ節」は、歌あり、踊りあり、和太鼓あり、手拍子あり・・・で、会場が一体となりました。高学年にふさわしい、ジャズ仕立てでアップテンポの「ソーラン節」の器楽も聴きごたえ十分でした。保護者・地域の皆様にも楽しんでいただけたことと思います。
6年生は、4月から「平和・共生」をテーマに総合的な学習の時間の中で様々なことを学んできました。それらを土台にしながら、劇『白旗の少女』を上演しました。照明や劇中のBGM、用具転換なども含め全員が力を合わせました。劇の最後は合唱とともに、「世界一大きな絵」のプロジェクトで作成した絵を舞台の右手に広げて披露しました。この絵は、2020年東京オリンピックの際に他の多くの団体の絵とともに「世界一大きな絵」の一部として飾られます。子どもたちにとってはすでに「大昔」とも言える時代の戦争について劇を通してしっかりと考え、「世界一大きな絵」を通して平和への思いを新たにできたのではないかと思います。
大きな学校行事がまた一つ終わり、6年生はこれから「卒業」に向けて、小学校生活の締めくくりに入っていきます。例年より雪の便りの早い11月でしたが、子どもたちが健康でこの1年を終えることができますよう、保護者・地域の皆様も、どうぞ見守っていてください。