5年生は総合的な学習で、石狩市の自然・環境を通した探究学習を進めています。これまでにも、港見学で船に乗り、石狩湾新港を海から眺めたり、海浜植物保護センターやカシワの群生林を訪れ、校内ではなかなかつかむことのできない「石狩市の自然や環境の特色」について触れる機会を得てきました。
今回は、9月7日に1組、15日に2組が、どちらも素晴らしい天気に恵まれた中で、川の博物館へ行きました。茨戸川周辺の植物について学び、川の模型を使って治水のしくみや重要性を学びました。子どもたちが一番楽しみにしていた調査船「弁天丸」にも乗船させていただきました。石狩市に住んでいても、花川南地区から離れたところにある「石狩川」やもともとショートカット工事をするまでは石狩川だった現在の「茨戸川」を間近で見る機会は、なかなかないと思います。また、川を船から見ることなどは、本当に貴重な体験です。石狩川振興財団のみなさんの解説付きで、どちらの学級も充実した体験学習をさせていただくことができました。
植物観察の学習の最後に笹舟を作り、人工の小川で流しました。流した笹舟を追いかけて、「来た、来た!」と嬉しそうにはしゃぐ子どもたちの笑顔がとても印象的でした。弁天丸では茨戸川を下り、水門をくぐり抜け、石狩川との合流点へ向かいました。海で潮目が変わるように、川同士の合流点でも色が変わるのだそうです。合流点の上には石狩大橋がかかっています。橋を通る車に船上で手を振る子どもたちもいました。博物館内では、4年生の社会科で勉強していたことを思い出し、「あっ、これ、見たことある!」という声も上がりました。学習したことをさらに自分の目で確かめたり、肌で感じたりすることはとても大切なことで、5年生の子どもたちにとっては、良い機会となりました。「ふるさと教育」が大切にされる昨今。花川南小の子どもたちにも「石狩市」の良さを感じ、これからさらに学びを深めさせたい・・・と考えています。